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美肌になるためにはターンオーバーが必要!トレチノインとハイドロキノンの働き

2020年01月14日
マスクシートを使用している女性

シミやくすみの無い美肌になるためには、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが正常に行われている必要があります。本来は約28日周期のサイクルで皮膚が新しく生まれ変わるのですが、このターンオーバーのサイクルは様々な条件によって乱れやすくなります。

人の肌は紫外線を浴びるとチロシナーゼという酵素の働きが活性化して、表皮の最も下の部分の基底層にあるメラノサイトの中でメラニンという色素が作り出されます。シミの原因というとメラニン色素はとても悪いもののように感じられますが、実は色素沈着することで細胞核を紫外線によって傷つけられることから守るという大切な役割を担っています。

肌の基底層部分にできてしまったメラニン色素の沈着がシミの正体ですが、シミを消すためには新しく生まれた皮膚が順調に表面へと上がってゆくことを手助けする必要があります。基底層にある細胞が分裂して徐々に皮膚の表面へと押し上げられてゆき、最終的には皮膚表面からはがれてゆくのが、皮膚の一生です。

紫外線を浴びてメラニンが作り出されても、健康な肌であれば約28日間で古い細胞と共にアカとなって剥がれ落ちる際にシミも薄くなるものです。けれどもターンオーバーのサイクルが乱れて本来のスムーズな新陳代謝が行われなくなると、自然にはがれおちるはずのメラニンも皮膚の中にそのまま残り、やがてはシミとなってしまいます。

トレチノインには表皮の細胞を活性化させて順調に増殖するように働きかける作用があります。トレチノインの働きによって皮膚の細胞がどんどんと基底層から押し上げられてゆくときにメラニン色素を一緒に伴って上がってゆくことで、効率よくメラニン色素を体外に排出することができます。さらにハイドロキノンには強い漂白作用があり、メラノサイトに働きかけて新しくメラニン色素を作り出せないようにする効果があります。ハイドロキノンにはシミの根本原因であるメラニン色素の生成を抑えるだけでなく、すでにできてしまっているシミを漂白する働きもあります。

ハイドロキノンのこの作用によって新たな色素沈着を生み出さず、表皮はメラニン色素の少ない透明感のある新しい皮膚へと徐々に置き換えられてゆくこととなります。すなわち、トレチノインは効果的にメラニンを排出するために肌の新陳代謝を高める働きを、ハイドロキノンはシミの原因となるメラニン色素を作り出せなくする漂白剤の働きをするものです。